今年の纏めその1、若い力。

もはや年末になってしまったけど、ようやく大きな仕事が片付いて、ブログを書く時間ができつつあるので、肩慣らしにどうでも良いことを書きます。
今年の夏以降に会った人、何人かには同じような話をしたのですが、今年は若い人と接する時間が非常に多かったです。
例えば、弊社の新人プログラマや、ギークハウス神戸に1ヶ月程宿泊したインターンの学生2名とは、ほぼ毎日話をしましたし、フィリピンで出会った学生ともよく話しました。また、香川大学へ講演に行ったりもしたのですが、20代前半の若い人(といっても自分もまだ20代なんですけど)と接する時間が増えると、自分も歳を取ったなぁと実感させられました。

アドバイスを与える時間 > アドバイスを受ける時間

なぜ、自分が歳を取ったと実感させられるかと言うと、若い人に対してアドバイスをする時間が増えたことが要因だと思います。
これまで自分は基本的に年上の方と接する時間が多く、アドバイスを頂く側でした。ですが、ついに逆にアドバイスをする側に回ったのです。アドバイスを受ける時間より、アドバイスを与える時間が多くなるのはとても新鮮な感覚でしたし、自分の中でもとても大きな変化がありました。
僕は1年間学校で働いたこともあるのですが、そのときの学生との接し方というのは、あくまで学校の先輩後輩という感じでしたが、それとは全然違った感覚です。
何が違ったのでしょうか。

人生を左右する関係。

今にして考えると、学校の先輩と後輩という間柄は、その後の人生を左右する関係ではありません。ですが、今年の若者との関係は大なり小なり、今後の人生を左右する関係だったのではないかと思います。
多少大袈裟かもしれませんが、自分自身が無意識にそのことを自覚しており、その差が真剣さに繋り、若い力に生命力を吸い取られ、自分が老いたと実感したのかもしれません(笑)。
僕が何げなく年上の人と接していた事も、そういう自覚を持ってみると、また違った視点が開けそうです。

年下に認められる。

僕自身は幼少期の頃から、年上の人と接する時間が多く(小学校1年の頃から小学校5,6年の人とばかり遊んでもらっていた)、年上の人とも接し方は自然に身についているのですが、年下は妹以外おらず、部活動も後輩があまりいなかったため、年下との接し方があまり上手くないと自分では思っています。
その為、3年程前から年下との接し方を上手にするという目標を立てて行動してきましたが、今年はようやくそれが実践できたのではないかと思いました。

節目に思い出されるような人になりたい。

その上で、あくまで自分の実感ですが、自分が接した若者たちは、すぐに自分を追い抜いていくと強く感じました。別に自分は飛び抜けて優秀なところがあるわけではないので、ぜんぜん悔しくもないし(べ、別にぜんぜん悔しくなんかないんだからね)、そんなの当然という感じですが、そういった若者の成長を目の前で見れて、とても幸せでした。また、来年もそんな若者を見ていきたいと思います。
彼らが成長した後に、僕はどんな感じに見えるのかは知りませんが、ふとした節目に、何かあんな人がこんなこと言っていたなぁと思い出してくれるような、そんな存在になりたいと思います(という感じのことを香川大学でも言いました)。