Twitter とバカ発見器。

たまたまネットをぶらぶら見ていると、何か某業界の有名人がTwitterを始めたとかで、それに対するリアクションで「あんなバカ発見器やらないで欲しい」という意見を見ました。
この「バカ発見器」というワードを見たとき、妙にしっくりきました。確かにそうだなと。
政治家や有名な経営者など、社会的にある程度の地位を持っている人が Twitter を始めた場合、多くのケースでマイナスの結果がつきものになっている。言わなくても良いことを言って評価を下げたり、善人ぶったポジショントークを繰り広げて、良く分からない善人っぷりをアピールしたり。
良くある善人アピールは、ただの広告と同じで、みんな白々しいという実感を持って受け止めている。みんなアホじゃない。「はいはい、ポジショントークポジショントーク」と理解している。
ただ、そんなアピールを続けた結果、ある時、政策の変更から矛盾が生まれ、揚げ足を取られブーメランとして帰ってくる。実に惨めだ。
この5年間くらい、こんな現象を飽きるほど見続けてきた身として、バカ発見器というワードが実にしっくりきたというわけである。

ネットで自分を表現するには、140字では足りない。

なぜ、Twitter を使ってこんな残念な結果になることが多いのかと言えば、僕は140字というスペースは、自己表現にはあまりにも短か過ぎるからだと思います。
伝えきれない内容が多すぎて誤読を生み、それが残念な結果となって帰ってくることが多いです。
また、発言が短か過ぎるため、将来に渡ってサポートすることに意識が向いておらず、繰り返されるささいなニュアンスの違いが矛盾を生み、将来の自己をがんじがらめにしてしまう事になるのでしょう。

気取らない、調子に乗らない、対象を限定する。

Twitter はあくまでツールなので、使い方を誤らなければ、そういった残念な結果にはならない。
惨めな結果にならないためにも、僕は上記のことを意識して Twitter を楽しむのが良いと思っています。