モテるBL女子力を磨くための4つの心得「アンソロを受け入れられない女をアピールせよ」等。
- 作者: 中村明日美子
- 出版社/メーカー: 茜新社
- 発売日: 2008/02/15
- メディア: コミック
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1. あえて理想とは逆のカップリングを飲み会で想像してみる
あえて理想とは逆のカップリングを想像してみましょう。そして飲み会の場で好みの男がいたら話しかけ、わざとらしく人差し指でバッテンを作ってみましょう。そして「あ〜ん！ このカップリング本当にマジでチョームカつくんですけどぉぉお〜！」と言って、男に「どうしたの？」と言わせましょう。言わせたらもう大成功。「BLとか詳しくなくてぇ〜！ ずっとカップリング作ってるんですけどぉ〜！ なんか許せないんですぅ〜！ ぷんぷくり〜ん（怒）」と言いましょう。だいたいの男は飲み会でBLの話題なんかしない習性があるので、男女のカップリングしか考えていないはずです。
そこで男が「カップリングってどういう意味？」と言ってくるはず（言ってこない空気が読めない男はその時点でガン無視OK）。そう言われたらあなたは「なんかなんかぁ〜！ 最近リバが人気なんでしょー!? あれってどうなんですかぁ？ 理解してみたいんですけどわかんなぁぁああい!! 私かわいそーなコ★」と返します。すると男は「リバは実際にやると売上が下がるでしょ？ それよりも三角関係の総受けの方が主流だよ。本当に良くわからないみたいだね。どんなのが描きたいの？」という話になって、次の休みの日にふたりで明日美子ミック（中村明日美子のコミックの事）選びのデートに行けるというわけです。あなたの女子力が高ければ、男が同級生を買ってくれるかも!?
2. Twitterで×を使うとモテる
「攻め」とか「受け」などを表現する「×」で Mention を繋げると、Twitterの男性ユーザーは「俺が受けかよw」や「やっぱりあいつは攻めだよね」と思ってくれます。インターネット上では現実世界よりもイメージが増幅されて相手に伝わるので 「×」 を多用することによって、男性はあなたを高性能フィルター装備で女の子らしいと勘違いしてくれるのです。そういうキャラクターにするとほぼ絶対に同性に同情されますが気にしないようにしましょう。
3. とりあえず男には「えー！ なにそれ!? 知りたい知りたーい♪」と言っておく
飲み会などで男が女性に話すことといえば自慢話や趣味の話ばかり。よって、女性にとってどうでもいい話ばかりです。でもそこで適当に「へぇーそうなんですかぁ〜？」とか「よくわかんないですけどすごいんですねぇ」と返してしまうと、さすがの男も「この女ダメだな」と気がついてしまいます。ダメ女だとバレたら終わりです。そこは無意味にテンションをあげて、「えー！ なにそれ!? 知りたい知りたーい♪」と言っておくのが正解。たとえ興味がない話題でも、テンションと積極性でその場を乗り切りましょう。積極的に話を聞いてくれる女性に男は弱いのです。
いろいろと話を聞いたあと、「〇〇は猫で、〇〇がタチなんですね！ 覚えたぞぉ！ ハッテンハッテン！」とコメントすればパーフェクト。続けて頭に指をバッテンしてくるくる回しつつ「アッー！アッー！」と言って、「どうしたの？」と男に言わせるのもアリ。そこで「私の脳内で両者が全裸になっているのでありますっ☆」と言えば女子力アップ！ そこでまた男は「この子まじヤバいかも!?」と思ってくれます。私は学歴も知識もありませんしノンケですが、こういうテクニックを使えば知識がない私のようなノンケでも心配したりするのです。男は優越感に浸りたいですからね。
4. ブックストアではアンソロを受け入れられない女をアピールせよ
男とブックストアに入ったら、真っ先にアンソロコーナーを探して「あーん！ 私これ読めないんですよねぇ〜（悲）」と言いましょう。するとほぼ100パーセント「どうして？ アンソロ嫌いなの？」と聞かれるので、「嫌いじゃないし読んでみたいけど読めないんですっ＞＜」と返答しましょう。ここでまた100パーセント「嫌いじゃないのにどうして読めないの？」と聞かれるので、うつむいて3〜5秒ほど間をおいてからボソッとこう言います。「……だって、……だって、アンソロ買ったらもう帰ってこれなくなっちゃうじゃないですかぁっ！ しかも内容が薄いですぅ！ まだジュネにも手を出してないのにぃぃ〜（悲）。少年誌二次なんですよ……」と身を震わせて言うのです。
その瞬間、あなたの女子力がアップします。きっと男は「なんて鍛えがいのあるコなんだろう！ 絶対に一人前にしてやるぞ！ コイツは俺の後継者だ！」と心のなかで誓い、あなたに惚れ込むはずです。意中の男と付き合うことになったら、そんなことは忘れて好きなだけアンソロジーを読んで大丈夫です。「読めないんじゃなかったっけ？」と言われたら「やっぱり二次が基本だった」とか「富樫」とか、「聖闘士星矢」と言っておけばOKです。
（文=BLマネジメント・tomoya）
