僕と資生堂について。

前から書こうと思っていて書いてなかったので、とりあえず書いておきます。
母が元資生堂社員だったため、僕は幼少期の頃から、いかに資生堂が素晴しいかを子守唄がわりに、または念仏のように聞きながら成長をしました。
お陰で物心ついたころには立派な資生堂信者となっていたわけなのですが(といっても化粧品を買うわけではないですが)、その中の面白い話をひとつ紹介します。

資生堂ダンボール箱ひとつとっても資生堂

資生堂は全てにおいて一流だと母は常々言い続けていましたが、消費者の目に触れることのないダンボールも資生堂だけは違うという話です。
化粧品は高級感で漲っています。商品本体のデザインから紙箱まで、購入した消費者が幸せになるよう作られています。まぁ、Apple 製品の梱包が綺麗だというのと同じです。
ただ、商品が小売店に納品されるとき、商品はダンボール箱に入っているわけで、店舗でダンボールから出されて陳列されます。その人目に触れることのないダンボールが資生堂は違うというのです。
資生堂ダンボールは商品毎に専用に作られており、中のセパレーターがほとんど隙間のないように設計されいて、厚さも通常のダンボールより硬くて丈夫です。
商品毎に専用ダンボールを作るとなると、コストがかかってしかたないと思うのですが、資生堂はお客様が購入する商品が、絶対に傷つかないよう店舗までお送りすることに最大限の努力をしているそうです。
そういう所まで気配りが届いている資生堂はほんと素晴しいという話を小学生の頃されていたというお話でした。