炎上とウェブ理念。

炎上ってほんともうどうしょうもない感じで、見ていて面白いものではないんすが、Twitter と Togetter っていう日本的な組み合わせ*1によって、益々炎上がご発展しやすくなっている昨今ですが皆様いかがお過しでしょうか。
それはさておき、炎上っていうのが気軽に起こるようになったのは、それだけウェブを利用する人が増えて、炎上する燃料が豊富になってきただけという話なのだと思うのですが、それだけを言っても仕方がないので、僕がふと思ったことを書きます。

ウェブ理念がそもそも可燃性。

ウェブの理念には "Anyone can say anything about anything." っていうのがあります。「誰でも何でも、何ついても発言できる」のがウェブだっていう話です。
この「誰でも」っていうのが炎上と密接に絡んでいて、匿名記名とかひっくるめて誰でも発言できるのがウェブなので、うっかりリアルで発言した他人の悪口も、隣の山田くんがこっそりウェブ上にリークできるわけです。
でも、そんなの普通の人は考えてウェブに接していませんし、ウェブにそんなに接してない人は、そもそもそんな事を考えてリアルで生活していませんし、っていうか学校でそういう事を教育しているかどうかも謎です。

もう閉じていない、ソーシャルウェブ時代。

ウェブは閉じてる、一部の詳しい人だけのツールという時代は過ぎ、もう生活の一部です。
ただ、その生活のどこまでウェブが食い込んでいるのか、というのは使う人それぞれ違うというのが一般的な認識でしたが、それもソーシャルなウェブ時代には関係なくなってきたという話です。
自分とウェブがどうのというだけではなく、隣の山田くんのウェブとの関係が、回り巡って自分に影響を及ぼす事もあるのです。
つまりは、情報をどこまで管理できているのか、ウェブだけではなく私生活でも非常に大事だという事です。

ソーシャルウェブ時代の生き方。

そんなソーシャルウェブ時代の生き方は、結局、僕は本人の人間性が全てというのが僕の感想です。
悪口ばかり言ってる人は、どこかで悪口を囁かれる可能性があり、これはウェブもリアルも関係ありません。
清く正しく美しく生きろっていう当たり前の教えを守りつつ、健全に生活するだけです。炎上に参加している人も、人を呪わば穴二つという言葉を思い出すべきでしょう。

*1:Togetter は便利なサービスだとは思うのですが、あのワイドショー臭さが僕は個人的に苦手で好きになれません。