読むと誰でも安心してギークハウスフィリピンに遊びに行けるようになる記事。

(この段落は読み飛ばしましょう) 週末から風邪気味かどうか確証を持たずに、いや確証を持たなかったのか持ちたくなかったのか、ようやく某英会話サービスのインフラ面の整備が落ち着いたのを良いことに、朝から晩まで楽しく新機能の開発に心を奪われていたところ、日曜の晩に帰宅したときには、晩御飯で食べたうどんを自宅駐車場で華麗にリバースするという、まぁちょっと普通ではないなという予感が漂っていたのですが、翌月曜日には、某SEO業者様が、わざわざ明石の方まで来てありがたいお話をしてくれるということで、月曜日も、それはもう体調が悪いかもしれないという事を脳内から追い払いリアルでは気丈に振る舞っていたのですが、やっぱり、そういうときの限界っていうのは、突然やってくるもので、結局昨日火曜日は朝から晩までしっかり意識を失っていました。
決算時期だそうで、月曜日の段階で明日までにお返事が欲しいと仰有っておられた、某SEO業者様は電話を取ることができず申し訳ございませんでした。時期が悪かったですね。

はじめてのフィリピン、怖くないし、俺でも行ける。

去年、僕も初めての海外渡航だったのですが、いざ行くとなると不安はつきものです。まぁ、インターネットを駆使して色々と調べるのも良いですが、実際に現地に行った人の意見が聞けるのであれば、それにこしたことはありませんよね。
というわけで、質問されたのを良い機会に、フィリピンに関して僕の知る限りで情報を纏めてシェアしておきましょう。
言い忘れてましたが、技術評論社さんのソフトウェアデザイン2月号ギークハウスなうにも紹介されてましたしね。フィリピンでの生活についてはこちらを参考にして貰えると嬉しいです。

1. 前準備。

渡航前に必ずしなければいけないことはパスポートの取得です。取得されている人は、有効期限をチェックしましょう。パスポートの申請には数週間かかります。まずは何よりパスポートです。
なぜパスポートかと言えば、航空券を買うのに、パスポートの番号が必要になるためです。パスポートがなければ、航空券も買えません。

2. チケットについて。

パスポートを取得すれば、航空券が買えます。ただし、注意しておきたいのは、フィリピン出国のチケットです。フィリピンは、フィリピン国を出国する為のチケットがないと入国できません。これは別に日本でなくても構いません。ただし、フィリピン国を出国するチケットがないと、そもそも日本出国のフライトに載せてもらえません。知らずに、片道切符で空港まで行けば、そのチケットは高確率でパーになるでしょう。
なお、関空利用者であれば、セブパシフィック航空という格安航空会社(LCC)が利用できます。時期によって安ければ往復3万くらいで購入できます。ウェブサイトでの予約時に表示される時刻は現地時刻です。時差は計算しなくても良いです。
日本の空港でのチェックインの際は、パスポートとフィリピン入国、出国の2種類のチケット(というか購入レシート)を見せる必要があるというわけです。

3. 現金について。

よく、日本国内だと換金レートが悪いので海外に行ってから両替した方が良いという意見があります。これは確かにその通りです。では、どこで換金するのかと言えば、最初に換金できるところはマニラ空港でしょう。ただし、マニラ空港よりも市街の両替所の方がレートが良いです。ちなみに、フィリピンの都市には両替所がドラクエの道具屋レベルで街の至る所に存在します。もちろん、日本の諭吉をフィリピンの怪しいおっさんに両替してくれます。
フィリピンの通貨はペソですが、セブ (ギークハウスフィリピンはマニラにはありません。セブ島にあります) へ来るときに最初に現金が必要となるのは、空港利用税を支払うときです。多分、外貨は対応してくれません。なので国内線に乗り換えるまでにペソを手に入れておきましょう。なお、マニラ空港の利用税は750ペソだったと思いますが、これは国際線で、国内線は200ペソだったと思います。後は売店や機内での飲食費、空港からのタクシー代など合わせて1000ペソもあれば充分です。
ちなみに1ペソは2円と計算してください。

3. 滞在先の住所。

そういえば、国際線の飛行機の中、滞在先の住所を書かされます。これを入国時のゲートで提出しなければならなかったはずです。なので、ホテルでもどこでも良いので住所を記録しておきましょう。
ギークハウスフィリピンに遊びにくる人は連絡してくれれば住所をお伝えしますので連絡下さい。ただし、不法滞在を目的とした方はお断わりしておきましょう。犯罪には手を貸しません!

4. 飛行機での荷物について。

パソコンは手荷物でと注意されます。ただし、電源ケーブルは危険物と見做されるので預け荷物でないと駄目です。ややこしいですね。
要するに、壊れモノは手荷物で、(ケーブル = 長い紐状のものなど) 武器に使えそうなものは預け荷物でということなんです。刃物がついているものは、爪切りであっても機内持ち込みはできません。
そう考えるとわりとシンプルになります。

その他 FAQ っぽい何か。

コンセントは日本と同じですか?

日本のコンセント(平行型)はほとんど何処でも刺さります。僕の知る限りで刺さらなかった記憶はありません。
ただし、フィリピンの電圧は200V以上だったので、それに対応している必要があります。iPhoneMacBook などは元から対応しています。Nintendo DS は対応していません。PSP は知りません。
ドライヤーなどのワット数が高いものは、変圧器を買うよりは現地調達した方が安上りだと思います。

クレジットカードの利用、現金の作り方。

クレジットは、VISA や MASTER はまぁどこでも使えます。JCB は最近、超営業努力をしているみたいなので、使えるようになっています。後は縁がないので知りません。
あと重要なのは海外キャッシング枠です。これがあれば、限度額までフィリピンの銀行ATMで現金が引き出しできます(正確には借りてるんですが)。僕が海外生活中に現金をゲットする場合は、これ一択でした。
それ以外は、日本から現金を持ち込むのが普通です。海外送金もありますが、手続きが面倒なので、普通は使いません。手数料も高いですし。

ビザについて。

日本のパスポートは超優秀なので、フィリピン入国時に3週間(正確には21日)の旅行ビザが無料で付与されます。そして、最初の延長は38日間延長ができます確か7000円くらい。それ以上もそれ以下もできません。
フィリピンでの違法滞在の罰金が安いという話が日本を騒がしているらしい昨今ですが、ビザの更新を怠るなどしてパスポートにバツが付くと、フィリピンから出国できなかったり、次回入国できなかったり、当然色々とペナルティーがありますので、パスポートは清く正しく美しくしておきましょう。
まぁ、僕のパスポートはフィリピンとの往復ばかりなので、見た目はあまり美しいとは言えないのですが。
その後のビザ更新については、1ヶ月、2ヶ月が選択できます。でもって、アイカードとかいうアップル商品みたいな外国人居住登録証も勝手に作成してくれます。併せて15000円くらい飛びます。結構なダメージでした。
今調べてみたら、詳しく書いてある記事がありましたので紹介しておきます。フィリピン滞在ビザ、延長費が値上がりしている「フィリピン・マニラ」 - 海外・気まま暮らし、マニラ・ソウル・香港

フィリピンの物価について。

フィリピンの物価については、Software Design 2月号のギークハウスなうをご覧下さい(笑)。

Software Design (ソフトウェア デザイン) 2011年 02月号 [雑誌]

Software Design (ソフトウェア デザイン) 2011年 02月号 [雑誌]

現地で必須なもの。

現地では生活必需品の色々なものがチープ(日本のものが高性能過ぎるだけなのですが)なので、爪切り、綿棒、耳掻きなどを普段日常生活で利用するものがあれば、持って行った方が良いです。
洗濯はすればするほど黄ばみます。白い服は持っていかないようにしましょう。

セブってリゾートなんですか?

セブというとリゾートというイメージが浮ぶそうですが、それは実はマクタン島の方で、現在、ギークハウスフィリピンのあるセブ島のセブ市は普通に商業地です。
更に言えば、セブ空港はマクタン・セブ国際空港が正式な名称なはずです。東京ディズニーランドが東京にないのと同じ感じですね。まあ、橋で繋っているので、車で40分くらいで移動できますけどね :-) 詳しくはセブ島 - Wikipedia をどぞ。
質問、疑問があれば、随時追記しますのでよろしくお願いします。