オタクのためのタイポ解説書とかあるのか。

書体の研究 for Digital Creators

書体の研究 for Digital Creators

最初に、フォントの基礎知識を軽く勉強したのち、最近のアニメやラノベなどのフォント(っていうか、タイポグラフィ)を詳細に解説していく本らしい。
登場するタイトルは以下のとおり。

ここ2、3年で大きくヒットした作品ばかりですね。
まぁ、アニメはさておき、ラノベというか小説作品は、白泉社花とゆめコミックみたいな各本共通じゃない限り、題字が大事であり、装丁にそりゃもう力を入れておられてしかるべきです。
ちなみに、楊令伝の題字は武田双雲さんです。
楊令伝 1 玄旗の章
僕は一応はずかしながら高校まで書道をしていたので、ちょっとは筆が使えるのですが、武田双雲さんの字は心底うっとりさせられます。
話が逸れましたが、装本というのは歴史を見ても聖書の時代から脈々と続く、タイポグラフィの本流でありますので、現代のタイポを解説するのにぴったり題材ではないかと思います。
というわけで、デザイナーさんはある意味、必見と言えるのではないかなと思います。