5月場所14日目 〜そして伝説へ〜。

2009年の5月場所14日目、伝説は一日は夕方になって、そのヴェールを脱いだ。

千代大海、7勝7敗で踏み留まる


盟友魁皇との対戦。まぁ、誰もが千代大海が勝つと信じて疑わなかったが、何が起こるか分からない。もしかしたら「つき膝」で千代大海が負けてしまうかもしれない。

だが、結果はこうだ。明日、千代大海把瑠都相手に千秋楽の勝ち越しを賭ける。引退は九州場所。誰もが信じて疑わない。

明日、チヨスは相撲人生の全てを爆発させる。跡に残るのはチヨスか、チヨスの骨か。それは明日になってみなければ誰も分からない。それが The 相撲ってニクイ奴さ。

鶴竜、覚醒。


今場所、誰も予想だにしなかった鶴竜の覚醒。今日も、大関琴光喜が為す術なく破れた。

あまつさえ、駄目押しのビーム。まじ容赦がない。来場所は優勝争いに加わるかもしれない。井筒親方はとんでもない化け物を育ててくれたものだ。

日馬富士朝青龍を外掛けで撃破。


目の前で琴欧洲白鵬がまさかの土。心中としては、朝青龍が微笑んだはずだ。
がっぷり組んで何度も日馬富士の身体を吊り上げる朝青龍。絶対有利に見えた、その刹那、逆転の外掛けである。

あの朝青龍が背中から倒れようとしている。
そしてトドメ。

盛り上る館内、と思われたが、様子がおかしい。朝青龍が立ち上がれない。

土俵上で、こんなに痛そうにしている朝青龍を見るのは初めてだ。あの、朝青龍が声を出さず必死に耐えているのを思うと、いたたまれなくなり、僕は Twitter木村正直ばりに吠えた。
かくして、優勝争いは明日の千秋楽へともつれ込み、今日は伝説の一日となったわけでした。
id:po2x2 さんは、たんぶらの編集がほんと大変だと思いますが、伝説を纏めるのはあなたしか出来ません。よろしくお願い致します。