名古屋場所初日。

ようやく名古屋場所が開幕しました。今日は前半戦をほとんど見る事ができなかったのですが、幕内の全取組み*1で見れたら見たいと思います。
安馬普天王戦を見ましたが、安馬が豪快に初日を白星で飾り、二桁に向けて好発進で嬉しい限りです。
魁皇は、立ち会いで鋭く踏み込み、朝赤龍から上手をがっつり奪い、そのまま土俵に打ちつける様な上手投げで勝ちました。普通、下に打つ出し投げというはあるんですが、上手投げで叩きつけるという事は、それだけ魁皇の腕力(かいなぢから)が半端じゃないという証拠ですね。九州場所までこのまま調子良くいってもらいたいですね。
さて、一応横綱取りを目指す琴欧洲はなんともあっけない内容で、安美錦に負けてしまいました。安美錦の諸手突きで立ち会い一気に押し上げられ、そのまま土俵の外まで押し出されてしました。
琴欧洲はまともに当たれてなかったなぁと思って見ていましたが、インタビューで、安美錦が手をついたかどうか分からなかったと言っていたそうです。うーん、緊張ですかねぇ。まぁ、琴欧洲は「殺られる前に殺る精神」で気持ちで負けないようしなければいけませんね。
んで、今日の結びの一番の朝青龍豊ノ島豊ノ島はこれまで朝青龍に勝った事がなかったのですが、ようやく今日初勝利を挙げました。
最初に朝青龍が前に出て、豊ノ島を土俵際まで追い込んだんですが、豊ノ島が耐えて反撃、朝青龍の膝が崩れそうになり、ここで豊ノ島が勝つかと思いきや、そこは横綱朝青龍、体勢を持ち直します。そして、ぐずぐずしてはおれんと言わんばかりに一気に豊ノ島に土俵の外へ押しだそうとしますが、廻しをしっかり引いていなかったために、豊ノ島が上手く土俵際で体を開いて逆転の上手投げを打って勝利したわけです。朝青龍曰く、身体の反応が悪かったとのこと。
最近、上位力士の序盤の取り零しが目立ち、少々盛り上りに欠く気もしますが、愛知県体育館のファン的には、琴光喜が勝てば盛り上るでしょう。

*1:深夜の1時頃と3時頃に放送する1時間半の幕内戦を20分くらいに短縮した番組です