USE フラグ。

4日にコメントを頂いた sgur さんの最後のコメント、

sgur 『ちなみにdistccですが,「USE=”-gtk” emerge distcc」でXなしでインストールできます.』

によって、やっと USE フラグの意味が分かった。今まで調べようと思いつつ、ドキュメント読むのが面倒ということで後回しにしてきたが、実は簡単であり、しかも重要だったりするようだ。
GentooPortage があり、非常に優秀なので対象となるパッケージに関係あるものは、ついでに一緒にコンパイルしてくれる。たとえば、KDE をインストールしようとして、まだ Xfree のインストールをしていなければ、一緒に入れてくれる。とても有難いのだが、問題は自分にとって必要のないものまで入れられてしまうこともあるということで、それをコントロールするのが USE フラグだったわけらしい。
たとえば、USE="-gnome " と書けば、gnome に関連するパッケージをついでにインストールすることがなくなる。逆に USE="gnome" と書けば、gnome 関連を優先的にインストールしてくれる。自分が KDE を使う人は、USE="-gnome kde" としておくと、無駄なパッケージをインストールされることがなくなるというわけだ。
Gentoo を使い始めて、コンパイルにかかる時間はすごいということを痛感したので、こういう技は地味ながら凄い効果を発揮するのである。ちなみに、かえることのない USE フラグは /etc/make.conf に記述しておくとよいとのこと。それ以外は、emerge コマンドの前に書けば OK である。
参考リンク