間奏1

本当は『一回につき2人までにしよう』と自分のなかで定めていたはずだったのだが、なぜか4人も紹介する羽目となった。それはこの時代のオランダが芸術において大きな転換期であり、素晴らしい画家が多く誕生したことに由来している。
僕がこの連載をするにあたって、20世紀から始めずに17世紀のバロックから始めたのは本日紹介した素晴らしい画家たちを紹介したかったからに他ならない。
フランス、ドイツ、イギリスなどもそれぞれ発展を見せるが、カラヴァッジオカルラッチの模倣から逸脱しきれていないものが多く、オランダに比べ劇的な独創性が見えないため割愛して次回からはロココ美術に移りたいと思う。
このロココという語は、当初は装飾のデザインに使われていたぐらいであるため、壮麗な宮廷室内の装飾などが主な特徴であるが*1、資料が集めにくいというのが予想される上、作成者が分りづらいということもあり、工芸が主流なのであるが、恐らく割愛する旨を伝えておく。
話しはかわるけども、キーワードが増えてきて説明が楽なので、結構楽しくなってきました。しかし名前のカタカナ表記は資料によって微妙に違っていて登録に難儀します。とりあえず google 多数決で決めていますが、フルネーム検索だと24対17とかかなり微妙な結果がでたりします。アルファベットで書いても多分使われることないしなーって感じなので、とりあえず一番使われそうなやつを登録していく次第であります。

*1:余談だがハチミツとクローバーで竹本くんがロココと言って頭を悩ましていたほど細工が緻密かつ華麗である。