WEB+DB PRESS plusシリーズ『Emacs実践入門』が増刷されます。

幸せは死亡フラグと信じて疑わないため、いつも心のどこかで怯えているのですが、またしても死亡フラグが立ちましたのでお知らせ致します。
技術評論社のジャンルレス大人気シリーズ WEB+DB PRESS plus から今年3月に発売された『Emacs実践入門』が、このたび増刷されることになりました。第2刷です。V(ブイ)。
人生初の本(まぁ最初で最後の可能性が高いです)が増刷されて嬉しい限りですが、これら全てみなさまのご応援の賜物です。本当にありがとうございます。これからも宜しくお願いします。

Emacs24 の対応について。

さて、今月はEmacs24が無事にリリースされました。執筆中も当然ながら常に開発版のEmacsを使っていましたので、書籍で解説した設定、紹介した拡張等については、基本的に全てEmacs24でも動作します。
Emacs24 の最大の目玉はパッケージ管理機能の package.el ですが、こちらもしっかり解説しているため、むしろ Emacs24 を試してみたいと思う人にこそ、ぜひ読んでいただきたいと思っていたくらいです。
ちなみに、今回の増刷にあたり、インストールの解説などのバージョン番号を 23.4 から 24.1 に変更することも検討したのですが(調査したところ、番号を変更するだけで問題なく対応できました)、そうなると、もはや改訂の域に入ってしまうため、今回の第2刷ではバージョンについてはそのままとしました。
その内、Emacs24 対応のための変更情報を纏めて公開できればと思っています。
なお、Emacs 24.1 がリリースされた後すぐに(正確にはその前に)次の Emacs 24.2 の開発がスタートしています。現在は非同期処理が熱く議論されているようです。

Amazon レビューは現在オール5つ☆

Amazon のカスタマーレビューはとても嬉しいことに、現時点で3人の方がレビューしてくれています。そして、その全てが5つ☆です!
最新のものが以下になります。

ずいぶん前から何度も導入を試みては挫折し諦めてIDE難民をしてました。。 なのに、今までの挫折が嘘のようです。 三日程度で環境のおよそのセットアップが出来てしまいました!

ネット上にはたくさんの設定情報が存在しますが 初心者にとっては、どこから手をつけてよいのかわからず敷居が高かった。 この本の内容が絶対の正解というわけではないのだろうが まず最初に押さえておくべきところがわかったので ネットにある情報も取捨選択ができるようになりました。 わかってしまえばネット上にはこの本の内容程度のことはあちこちに書かれていますし Tipsの数も多くはなく、ほんの入り口だけなのですが ポイントが一冊の本にまとまっているのは大変効率が良く役に立ちました。 まさに「入門」にはうってつけだと思います。

まさに僕自身がはじめにで書いた以下の文章


本書は,筆者が初めてEmacsに触れてから,これまで学んできたことをまとめた解説書です。筆者自身が初学者だったときにつまずいた点・難しかった点については特に丁寧に解説<しています。
また,筆者自身が現役のWebサービス開発者であるという視点からも,日々の開発でなくてはならない設定や,拡張機能などを紹介しています。もし,あなたが開発者であったり,開発者を志すのであれば,本書がきっと助けになってくれるはずです。
本書が,初めてEmacsに触れる方にとっての良き入口となり,すでにEmacsを利用している方にとっての良き成長の糧となり,一時的にEmacsから離れてしまった方にとって良き復帰材料となれば最高に幸せです。
この僕の気持ちの通りの評価をしてもらい、とっても幸せになりました。ありがとうございます。
そんなわけで、これからEmacsを学ぶ人も、すでに使っている人も、挫折した人も興味があればぜひ手にとって見てみて下さい!宜しくお願いします。

Emacs実践入門 ?思考を直感的にコード化し、開発を加速する (WEB+DB PRESS plus)

Emacs実践入門 ?思考を直感的にコード化し、開発を加速する (WEB+DB PRESS plus)

なお、いまAmazonにある在庫はまだ増刷前の初刷だと思うので、もし初版初刷フェチの方がいらっしゃいましたら、早めにご注文下さい :p)