口癖。

今日は口癖の話です。僕は口癖が多いのだが、実は最近、意図的に口癖を使っている。
なぜ、口癖を使うのか。短く説明すると、口癖は安心感を与えるからである。

口癖を聞くと安心する。

先日、ラジオを50時間ほど聞いていて感じたのだが、口癖を聞くことで自分の中に安心感が芽生えていることに気が付いた。「うんうん、(いつもの)これこれ」という感覚である。
それは吉本新喜劇や上方漫才を見て感じる安心感と似たようなものかもしれない。
そう、人は期待を予測し、予測した結果通りになることを望んでおり、またその逆に、時として、予測した結果を裏切られることも望んでいる。日々の繰り返しの中にある日常と非日常、僕は人生の楽しみを大きさではなく起伏で楽しんでいる。
さてまぁ、口癖の話だが、ラジオを聞いていて口癖が面白いと思った僕は、自分の口癖に着目してみた。するとどうだろう。驚くほど自分には口癖が多かったのである。

『シュッ』と『プシュッ』。

まずは、『シュッ』と『プシュッ』である。
これは、ボクサーがシャドーボクシングのときに、パンチを繰り出すと同時に口から発する効果音と同じ要領だ。
MacBook の電源コードを抜くとき、エレベーターのボタンを押すとき、ポケットからキーを取り出すときなど、サッと動作するとき、必ず口から『シュッ』や『プシュッ』が発せられる。
僕の前世はボクサーだったのかもしれないと思ったが、実際のところはどうか分からない。

『何か』と『何ていうか』。

『何か』と『何ていうか』というのは、非常に付き合いが長い口癖だ。『何かー』、『何というか』っていうのは、文章を書くときにも多用するし、喋るときには超多用する。
これは僕の中で独自の間を取っているのであり、ある意味、引きつけ技なのである。しかし、タイミングを外すと、ただの間延びした空気になってしまうので、気をつけなければならない。ただのダルい話し方にも見えるので、真面目な場所ではできる限り使わないよう心掛けている。
逆に『何か』が連発しているときは、非常にリラックスして会話を楽しんでいるときなので、もし僕と話をしていて『何か』が多用されていたら、『ああ、リラックスしているんだな』と思って下さい。

『どっこらしょー』と『よっこいしょー』。

おっさん口癖の代表格の両者。これらを使うことについては、別に恥じたりなどはしていないが、最近年々この声が大きくなっており、正直なところそれはあまり望むところではない。
小さな声で『どっこいしょー』とか言うとかわいらしく、当初はそういったのが狙いであったはずなのだが、年月はときとして残酷で、日々の繰り返しから生じる気の緩みから、本来の目的を忘れ、ただのおっさんになってしまったのであった。
これについては、できる限り改善を促し、脱おっさんしなければならないと思っている。

伊藤の口癖。

最後に伊藤の口癖を紹介したい。
代表的なものを挙げるのでれば、伊藤がとっても気の良いときに同意を求める場合に使う『ダ〜ロ〜ゥ?』だろう。
注目すべきは『ダ〜ロ〜ゥ?』と言っているときの伊藤のドヤ顔なのであるが、この記事の最後に伊藤の写真を張るので想像してもらいたい。

まとめ。

さて、何が言いたかったのかというと、口癖は人間臭さがつまっていて非常に面白いものです。
癖なので、基本的に無意識に使っているのですが、それをコントロールしたり、口癖をあえて増やしてみたりすると、とても面白いと思うので、口癖がない人はぜひ口癖を身につけて楽しむと良いと思います。
僕も最近、新たな口癖を研究・習得中です。それではまた。