化物語が面白かったという話。

今年の2月、アニメ化物語のDVDをゲットして初めて見ました。大変面白かったです。
このアニメが他のアニメと違って面白かったところに、副音声の存在が大きかったです。化物語は本編としての小説があり、そしてアニメがあります。アニメ版では、小説の他のシリーズの美味しいところをちら見せして、アニメの本筋とは関係のない部分は一切解説がありません。
アニメで膨らんだ謎は小説で回収せよというのが、作られた流れですが、小説以外でも本筋を解説している、そして更に膨らませている部分があります。それが副音声です。
副音声(オーディオコメンタリ)と呼ばれるものは、通常、撮影を終えた声優さんが、アニメの解説をしていくというのがお約束なのですが、この化物語に関しては、台本が用意され、声優ではなくキャラクタがキャラクタとして解説をするという、他にはない構成となっています。
そのため、副音声がひとつのシナリオとさえ言える出来栄えになっており、主音声→副音声→主音声→副音声の無限コンボを実現させてくれるようになっているのです。
2月にゲットをしてから、再生した回数は本編と副音声を数えると、1巻につき最低でも約50回、つまり6巻で計算すると300回再生したことになります。
なぜ、そんなに何度も見るかというのは、僕と趣味との触れ合い方。で話した通りですが、この法則に基くと、化物語は僕にとって大変面白い作品だったということになります。
今後も、そういった何度も楽しめる作品に出会える日を楽しみにしています。