Webを支える技術を読んだ。

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)

パターン、Wiki、XP に続いて、日本から持ってきたWebを支える技術を読み終えました。
これも、どこかで書評は見たことがあって、Webに関する技術の中でも、どちらかというと非プログラム寄りの情報を網羅した感じの本かなという認識でスルーしていたのですが、実際に読んでみると全然そんな生ぬるいもんじゃなかったです。
全体を通して、RESTという設計概念を中心に様々な技術を説明していく十分物語性の強い芳醇な読み物でした。
僕にとってRESTというと、すぐにSOAPが思い浮ぶように、Webサービスにおける通信仕様のひとつと思っていましたが、そうではなかったのですね。
サービスを作る上で、ついつい複雑化する設計を、シンプルにしていくためにも、こういった本によって、しっかりと設計概念を学んぶことは非常に重要であると感じました。

どんな人がこの本を読むべき対象者なのか。

この本には例えばプログラミングコードは一切なく、僕にとってはそこまで難しい内容ではなかったので、すらすら読み進められました。読むのにかかった日数は実質2日くらいです。
でも、コードが出ていないから、優しい内容なのかと言えばそうでもなく、タイトルの副題に HTTP、URI、HTML とあるように、様々な分野の知識に触れるため、できればそれぞれについてある程度知っておかなければ、結構読むのがしんどいんじゃないかなとも思います。
対象としては、プログラマはもちろんですが、それよりも設計に深く携わるディレクター、マネージャー、デザイナー、あたりがぜひ理解しておいた方が良い内容なのかなと思います。