"独占スクープ" 宮本武蔵から学ぶ小指を酷使しないEmacsの構え。

刃牙曰く、宮本武蔵の自画像と言われる姿には人物画の域を超越しているという。「射抜くように見開かれた眼光」「理想的に脱力がなされた握り」「重心を読ませないそれでいていつでも踏み出せる備え」が自画像に存在しているらしい。
[新装版]宮本武蔵の人生訓
Emacs 小指はネタとしては一品で、いつも障壁として言及される。しかし、真のEmacserになれば小指が痛いと感じることは全くもってないらしい。本誌では、過酷な取材の結果、ついにその一端を捉える事に成功したので、今日はぜひみなさんに紹介したい。

宮本武蔵から学ぶ脱力。

まず、手の力を抜いてみる。

すると、自然に上の写真の様な形になる。これが、最も手を疲労から遠ざける理想的な形だと氏は言う。真のEmacserは誰に教えられることなく自然とこの形に辿りつく。

「押す」のではなく「置く」。

なんと、このままの形でAの隣にあるCtrlキーの上に手を置くのだ。確かに指を伸ばすよりも理に適っている。

手の重量を利用し、指の横腹からやや爪先にかけてをCtrlキーの上に置くようして押す。「左手はそえるだけ。これが Emacser のホームポジションだ」と氏は語る。
そして、この姿勢から獲物を狙う獣のように、機を見て強力無比な一撃(キーバインド)を繰り出すというわけだ。

C-g を押す瞬間、その1。

取材班は危険と知りつつ獲物を捉える瞬間の撮影に挑戦した。

まず、基本姿勢。完全に脱力しているため、次の動作まで溜めが必要なく、また相手に攻撃の隙を与えない。一見して穏かに見えるが、その実、大変危険な状態だと氏は後で語った。間違ってもこの状態を見たら子供は近付いてはいけない。刃牙でいうところの裸の美女がハーレムを歩くようなものである。

達人の達人たる所以は、絶対に隙を見逃さないところだ。そして必ず一撃で仕留める。氏曰く、「頭の中で攻撃を考えたときには、もう既に終っているのです。」なんとも恐しい。

C-g を押す瞬間、その2。

撮影班が決死の覚悟で側面からの撮影に挑戦した。なんとか命を落とすことはなかったが、正直、頼まれても二度とやりたくない。

同じく基本姿勢。撮影時には感じなかったが、後から写真で見ると、この時点で既に G キーの命が尽き果てようとしているのが見てとれます。夜であれば死兆星が見えていたはずです。

風が動いた。そうとしか表現できないくらい、その動きはしなやかで迅速。そして力強い。よくみると Gキーがその衝撃で残像を残しているのが分かる大変貴重な写真です。

これが人の頭だと思うと背筋が凍ります。絶対、人に向けて撃たないようにしましょう。
:W450
驚くべきことに、攻撃を終えた後も秘密がありました。残像によって相手の追撃を躱していたのです。"Float like a butterfly, sting like a bee" とは、まさに Emacser のためにある言葉だったのです。

取材を終えて。

今回の撮影では、Emacserの左手に注目して取材しましたが、実はこれだけではなく、氏は惜しげもなく右手とのコンビネーション、華麗な技の数々を披露してくれました。「ただの児戯だよ」と氏は笑っていたが、撮影班はカメラを構える余裕もなく、全員が冷たい汗をかきながら言葉なく立ち尽してしまっていました。
しばらくは気持ちの整理のため休養したいと思うが、また気が満ちてきたら取材に挑戦したいと思う。
あと、全然関係ないけど、オンライン英会話スクール「ラングリッチ」をヨロシク!!
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