フィリピンから見た名古屋場所。

平成22年の名古屋場所白鵬の前人未踏の3場所連続全勝優勝で幕を閉じた。連勝記録を47に伸ばして。
こう書くとそれは凄い盛り上がりを見せたように思えるが、相撲とは別の世界で今年の名古屋場所は盛り上っていた。俗にいう野球賭博問題である。
日本から離れて最初の大相撲、どういった手段で見ようかと思っていたら、なんと日本では本場所開催の危機だという。
日本にいるときから、Pipes: 五大新聞相撲関連記事全文配信を見ていたので、そのチェック体制は変わらずだが、テレビと新聞がないと、その報道の規模は知るよしもない。
一部で騒がれているだけじゃないの?と思いつつ、気付けば琴光喜貴闘力はクビ。正直驚いた。

日本はテレビと新聞に踊らされすぎだ。

最近の日本は、本当にマスコミに操作され過ぎていると思う。大相撲を中止にしたい勢力なんているわけもないのに、事件をよりスキャンダラスに描くことで、結果としてNHKの中継中止を実現した。
このことで、遠くブラジルからハワイ、そしてフィリピンから落胆の声が上がった。
結局、僕は日本にいてもいなくても相撲中継が見れなかったという、まったく想像してなかった未来が訪れた。Fuck

来場所こそ普通に盛り上がる相撲界であって欲しい。

「何回も優勝した自分でも変な気持ちなのに、初優勝だったら大変。だから自分が優勝して良かったと思う」

白鵬もインタビューで伸べたそうだが、ほんとうに初優勝がこれだったら悲惨だっただろう。白鵬も辛い場所をよくここまで盛り上げてくれたと思う。僕もこの記事を読んで涙が出た。
来場所は白鵬の連勝記録もあり、盛り上がる要素は充分なだけに、相撲ファンが心から安心して相撲を楽しめるようになって欲しいと思う。