大阪場所12日目まで。

書こう書こうと思いつつ、感想が遅れてしまい、12日目までで記憶に強く残った内容で感想を書きます。

朝青龍まさかの2敗目。

いきなり、昨日12日目の話ですが、朝青龍が得意としていた大関琴光喜にまさかの黒星。
白鵬が若干苦手としていた日馬富士を下し全勝をキープ、これで優勝争いが星2つを空ける結果となりました。
千秋楽まで優勝争いをして欲しいのですが、そのためには朝青龍が明後日までに土がつく必要があり、日馬富士以外の大関で今場所の白鵬に勝てそうなのは誰かなぁと言った感じです。
さすが、波乱の大阪場所。

千代大海まさかの10敗。

これも昨日の話ですが、今場所なんとも調子の悪い大関千代大海がとうとう10敗目を喫してしまいました。
突き押し力士は調子の悪いとき、立ち会いで変化されると完全についていけず、頭から落ちていくというのがよくありますが、千代ちゃんも例に漏れず、ビーチフラッグばりの豪快なヘッドスライディングを2度も決めていました。

ノータッチで負けるのは、可哀そうとも言えるし、情けないとも言える。

好不調の激しいモンスター把瑠都

想像を絶する勝ち方をしたかと思えば、なんかあっさり負けてしまったり、なかなか内容がおちつかないのがエストニアンモンスター把瑠都
初日に、突き押しの雅山を超圧倒する出足で、電車道で破りさったかと思えば、琴欧洲に腰の据えきらない張り手で勝負してあっさり寄り切られたり、なんかホント可愛いやつですね。

これは昨日の栃煌山戦。土俵の真ん中から豪快に吊り上げ、そのまま歩いて土俵の外へ。栃煌山は抵抗する様子もなくあっさり観念してしまいました。
解説の北の富士さんが「栃煌山は足をパタパタするなり、かけるなり抵抗しなきゃだめだよ」と言って、実況の三瓶アナが「効果ありますかね?」と聞くと、「たぶん意味ないけど、抵抗だけはしなきゃ」と言っていてワロけました。

栃煌山豪栄道の2大若手の活躍。稀勢の里、影が薄くなる。

幕内で若手と言えば、稀勢の里のお株でしたが、同年代の栃煌山豪栄道が今場所上位で非常に良い活躍をしています。
稀勢の里は5勝7敗と新関脇で後がない状態ですが、
栃煌山豪栄道は上位戦を終えてなお、揃って7勝5敗です。今日は両者の直接対決があり、どちらが勝ち越すか非常に魅力的です。
出島と栃乃洋の様に、これから長く角界を賑わせるライバルであって欲しいですね。
といった感じで、残り3日となった大阪場所ですが、上位に若手が多いのは非常に面白く、毎日、注目の対戦があり、最後まで白熱した取り組みが期待できそうです。