そろそろ大相撲の魅力を語っておくか。

僕は将来的に、本場所において、各都道府県知事賞のように自分の賞を作って表彰式に出たいという野望があるのですが、それはまた違うお話しです。
以前書いた記事では、最近の角界は若年齢化が進んできて大いに盛り上っているという話をしましたが、そういう楽しみができる人は、ある意味、最初から相撲に興味を持てる人でしょう。
しかし、相撲に興味がない人に対して面白さを伝えるには、これではいかんと思って、もっと単純な相撲の面白さを考えてみました。

無差別格闘技。

力士が多国籍化してきて久しい角界ですが、それ以前から変らない事があります。大相撲には重量による差別がないという点です。
一般に格闘技と呼べるものには、ほとんどが体重別制度を設けております。そして、日本の大相撲は無差別です。有名な事ですが、大相撲の魅力を語る上で、やはり外す事はできません。
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これは、有名な舞の海と曙の一番です。大きな力士を小さな力士が倒すという所に魅力を感じずにはいられません。そして逆に圧倒的な力の勝負というのもまた魅力的だったりします。

成長と逆転。


これは、貴ノ花(元貴花田)と曙の対決を特集した映像ですが、貴ノ花横綱になるまで、曙がいかに圧倒的な強さを誇っていたかがわかります。特に、綱取りをかけた一番では、張り手2発で、貴ノ花を土俵の外へ押し出してしまったのを今でも強く覚えています。
これだけ曙の方が優勢だった対戦も、貴ノ花横綱に登ったあたりで、実力が拮抗し、その後、貴ノ花が徐々に勝率を逆転していくわけですが、長く見るからこその楽しみが大相撲には強くあるのです。

幕内力士は世界から選ばれた40人。

外国人力士が増え、今では両横綱モンゴル国籍となった角界ですが、僕は別に気にしていません。幕内力士は40人と決められており、東西20人ずつで構成されています。
現在では3分の1以上が外国人力士となっていますが、逆に考えれば、世界のトップ40の中に半分も日本人が入っているという事は素晴しい事なのです。もちろん、アドバンテージなのですが、日本人の新弟子減少の傾向にある中では、僕は日本人に別段の期待は持ちません。
むしろ、これから更に多くの国の人達が大相撲に参加して、よりエキサイティングな競技になる事を望んでいます。