梅田さんが将棋について熱く語っているので、僕ももっと熱く相撲について語らならければと思いました。

将棋は現代において、あまりメジャーとは言えない競技ですが、そういう意味では相撲も同系列なのかなという思いがあり、梅田さんの最近の記事著作の反響、将棋をめぐる感想、「日と月と刀」などを見ていると、将棋に対する梅田さんの熱さが伝わってきて、僕も僕の相撲に対する熱さをもっともっと語っていかなければなぁと思ったのでした。

相撲の面白さ。

僕が相撲が面白いと感じる所以は、1番1番の面白さがあるからです。相撲は、本割り*1という15日間もの長い間、戦い続けなければなりません。もちろん、優勝するためには全て勝つくらいの成績が必要ですし、番付を上げるためには半分以上を勝たなければなりません。
ですが、相撲は勝てば番付が上り、成績上位との対戦が組まれ、負ければ容赦無く番付が下がります。強豪揃いの上位に来れば、当然勝つ事が難しくなってきます。上位と連戦になれば、いつになれば勝つ事ができるか不安になるでしょう。その上、15日間も取り組みが続くのです。なんと過酷な競技でしょうか。
そんな中、スターって奴が現れる訳です。強豪がひしめきあう上位の中で拔きん出た実力を持つもの、それが横綱なのです。朝青龍は一昨年は年間80戦の内、74勝という驚異的な数字の年間最多勝の記録を作りました。評判のよろしくない朝青龍ですが、逆を言うと朝青龍以外に話題がなかったと言える訳です。

幕内力士の若年齢化、ベテランの充実。

最近、相撲が面白くなってきた要因の中に幕内力士の年齢が若返ってきたという所が挙げられるでしょう。
幕内の上位20人の内、9人が25歳以下なのです。横綱白鵬は昭和60年生れですから、まだ若干23歳なのです。横綱朝青龍も昭和55年生れの27歳ですから十分若いですね。
それでいて、魁皇という戦後最年長の大関や、千代大海大関連続在位52場所という過去最長記録など、過去最高とも言えるベテランの充実もあり、現在の大相撲界は過去例を見ないほどの充実振りなのです。
思い起せば去年、国技館に飾られていた横綱貴ノ花の優勝掲額がついに無くなり、若貴時代の最後の名残りが国技館から消えましたが、これからの新時代を予感させ、非常に感慨深いものでした。

*1:本場所の15日間の取り組みの事です