脱Google。

PayPerPost自体はアレかもしれないけど、ネットがどんどんGoogleに依存してきた(管理されてきた?)のは確かで(まぁ日本は違うかもしれないけど)、こうなってくると、大きな権力にあらがいたくなってくるのが人の常です(まかれたい人も多いでしょうけど)。
梅田さんはGoogleの事をよく引き合いに出しているけど、自身はそんなに使っていない(使わない実験をしている)という事を確か仰っていましたが、僕自身の生活の中では現実的にはGoogleをまったく使わないという事は難しそうです。
Googleに消されるということは、ネット上で存在しないことと同意だという意見もありますが、そうでない世界も今では多くなってきたと思います。その代表格がmixiFacebookなどのSNSでしょう。
日本では携帯のみのネットユーザーという層も拡大しており、SNSのみでネットでしたいことを完結してしまうという人も少なくありません。こうした人たちを見ていると、ネットのユーザーシェアの争いは、検索からSNSへシフトしてきたのかと錯覚しそうです。

サービス事業はプラットフォームが命。

これらの事から判断するに、ネットでサービスを手がけるには、まずは利用を促進するためのプラットフォームを提供する必要があると思えて仕方ありません。
はてなにしてもダイアリーをリリースしてすぐにアンテナを開始したのが、利用者の相互関係の構築に大きく貢献したと思います。惜しむなれば、その後のRSSへのシフトでLDRに先を行かれてしまったことでしょうか。
最近出てきたtumblr.やTwitterなどの人気サービスもユーザーの横繋がりが非常に意識された作りになっており、SNSの誕生以来サービス内で楽しむという事の重要性を強く感じます。

携帯サービスはワンサイトで完結。

携帯は、通信や処理速度の問題から、Googleポータルサイトを使った利用よりも、サービスをブックマークしておいて直接利用するユーザーの方が多そうですが(除く、i-mode などのメニュー*1)、今後そういった問題が解決されてきた場合、でも、その傾向は表示領域の狭さから変わらないと思います。
つまり、ひとつのサイト内で欲しい情報が完結できるサービスの出現が今後のターニングポイントだと思うのですが、iGoogleFacebookアプリケーションの様なマイポータルの分野が肝要と言えます。

Googleが必要なくなる日はくるの?

Googleが検索以外の分野で幅を広げている姿は、一面では技術革新をとどめないための手段であり、それでいて検索以外でもユーザーを獲得しよとする有効な戦略ですが、いつの日か、Google=検索エンジンという事自体を意識しない日が訪れるのかもしれませんね。
という妄想。

*1:だって、僕、三大キャリアの携帯でネット使ったことないから、どんなもんなんか分からないんだもん。