31日は早朝2時に8合目の山小屋を出発して山頂を目指しました。
山小屋を出て9合目に入ったくらいから霧が出てきて、富士山の傘と言えるあの雲の中に入ってしまいました。つまり、晴れてはいないと言うことで、山頂についてもフラッシュを焚くとほとんど前が見えません。
雨も時折しとしと降ってきて、気温は3度くらいで、湿度100%で、下界では味わえない過酷な環境を体感できました。
山頂には神社と売店があり、神社でお守りなどを買って、その後天候の様子を見るのと休憩を兼ねて売店でゆっくりしました。
写真を見てもらうと分かりますが、これが有名な700円カップラーメンです。もちろん、日清の醤油味でノーマルサイズ。話には聞いていたので、「誰がそんなん買うかよ」と思っていたのですが、暖かい汁が飲みたいという欲望にかられて記念に食ってきました。お味ですが、紛う事なきただのカップヌードルですが、富士山頂効果でなんか凄い神々しい食べ物になっていました。
火口をぐるりと一周できるそうですが、あいにく強風で断念しましたが、火口付近に行ってみると、風速30から40m/sくらいの風が吹き荒れており、立つのもやっと、前に進もうと思っても進めないという経験したことの無い環境に大笑いして酸欠で死にかけました。
そんな状況ですから、下山も7合目くらいまではずっと雨が降ったり止んだりで、写真を撮れる様になったのは6合目付近からでした。傘の雲を抜けると景色も良く、なんか帰ってきたんだなぁと思い耽ったりしました。
そんなこんなで3時間くらいかかって下山して、無事に5合目の入り口に着くことができました。
生きて帰れて良かったと、ちょっと思いました。今回最も感じたのは、自然って凄いってことでした。
まぁ、あとはまったりと山梨名物?ほうとうと言ううどんのフェットチーネみたいなのを食べたり、温泉入ったりしました。下界は良いです。
みんなと別れてからは、バスで静岡駅に向かい新幹線で帰りました。
静岡駅では、奮発して寿司を食ってきました。あと、カニ汁。残念ながら鳴神さんではありませんでした。
んで、まぁうっかり日本酒を頼んでしまったのですが、疲れた身体に酒を入れると、まぁ眠気が襲ってきますよね。
新幹線は乗り越すと大変!ということで、色々と覚悟していたのですが、京都でいったん意識が戻り、「お、。そろそろ」と思って目を閉じて(自分の中で1分後に)目を開けると既に姫路でした。
というわけで、上り電車があるわけもなく、姫路で一晩過ごして翌朝始発で帰宅いたしました。ちなみに、姫路駅の周辺の治安の悪さは有名で、「裸の美女がニューヨークのスラムを歩くようなもんだぜ」(安藤玲一)みたいな感じですので、知らない人は気をつけてください。
まぁ、そんな感じでしたが、もし機会があればまた天気が良い時に行ってみたいと思います。