母校はアホか。

僕が卒業した明石市というところの高校は、昭和50年から総合選抜という公立高校を自由に選べない入試制度を採用していたが、それもようやく(10年くらい前から終わるって言ってたけど)ついに終わりをつげ、複数志願制という制度になるらしい。
それもぬるいよ、というつっこみは無しにしておいて、今回は母校の話。
母校から同窓会便りというものが毎年届けられるのだが、その中の新聞の見出しがかなり酷かった。「明高を明石のトップ校へ -卒業生3万の力を集結しよう-」と書いてある。思わず、アホかとつっこんだ。

新たに複数志願制入試が導入され、受験生が自分の「個性にあった高校」を複数希望できるようになる。「学力も個性の一つ」であるため、学力の高い生徒が集まる高校が誕生する見込み。

公立高校のくせになんで学校同士で進学率や偏差値を争うのか。まぁ、生徒の能力を評価する上で、卒業してすぐ分かるのが進学率であるわけだから、まぁ確かに測りやすいというのは分からなくもない。
しかし、高校同士で競う基準が進学率ってどうかと思いますよ、ホント。進学率を上げるためならどんな汚い事もしてくる人もいるので、本人に行く気のない地方の国公立を無理矢理すすめて生徒の希望は二の次という悲しい結果もあるでしょう。
「個性=学力」とか「ランク=偏差値・進学率」とかもう古い過ぎてつっこむ気にもならないけど、いつまで気づかないんだろうか。
「トップ校」なんてバブル以前のようなダサい言葉を使わないで、「ギーク校」くらいポップな感じでいって欲しいです。