初場所まとめ。

一年最初の初場所が昨日終わりましたが、15日中13日くらいはちゃんと見ました。
最も残念だったのは序盤で把瑠都が休場したこと。琴奨菊を一瞬恨みました。
優勝争いは、序盤で琴欧洲白鵬が崩れた段階で、朝青龍の勝ちが見えてしまいましたが、それを抜きにしても今場所は色々と楽しめました。
先ず、初日の琴欧洲稀勢の里の変化。稀勢の里は先場所の朝青龍に続いて上位に変化で攻められてしまいました。いじめっ子みたいな顔をしているくせに、その実、いじめられっ子の様ですね。
続いて3日目の朝青龍対出島。出る出る出島の本領が遺憾なく発揮された一番。インタビューでも、「自分は出るだけっすから」と答えるところも最高。
そして、10日目の安馬高見盛安馬が体勢を低く組んで、無双を切って体勢が崩れたところを駄目押しの下手捻り。安馬カッコいい!
最後は13日目、稀勢の里時天空稀勢の里が強引に左をさしにくるところを、右足で相手の左足を払い、体勢が崩れかけたところを、今度は相手の右足を内側から払って決まり手ちょん掛け。個人的に小結稀勢の里に引導を渡した一戦だと思っています。
そんな感じで終わってみれば、琴光喜は8勝7敗ストリームに呑まれ、雅山稀勢の里露鵬が三役陥落。特に4場所も小結を務めながら関脇に上がれなかった稀勢の里は無念でしょう。まぁ、でも10勝できなきゃ大関にはなれんし、まだまだ先は長いんだから、多少の進退は気にしなくて良いでしょう。
それよりも、角界一冴えない顔の琴奨菊が前頭筆頭での勝ち越し、もしかするといきなり関脇という可能性も出てきたところが面白い。前4の安馬は10勝だが、前2の時天空と前3の旭天鵬も勝ち越しているので、三役はどうなんだろうかというところ。
とにかく、栃東の状態も心配ですが、大阪場所は面白そうです。