レッド・ホワイト&ブルース。

先週と先々週に引き続き、THE BLUES Movie Project の映画を見に行きました。今回は、白人さん達のブルースの映画です。
今までの映画とは違い、語り手はなく、白人ミュージシャンのインタビューのコメントを繋ぎ合わせて間に演奏を入れるといった展開でしたが、最初に白人さんがブルースを歌っているシーンを見たときは凄い違和感を感じました。
僕は、ブルースを本格的に聞くのはこれが初めてだったんですが、前回と前々回の30年代から60年代までの黒人さんによる技術ではなく Feel 中心のブルースに比べて、白人さんのブルースは Feel よりも Technic が中心な気がしました。演奏はブルースで、しかも jazzy で巧かったんだけど、黒人さんの方が胸にぐにゅっと来ました。
白人さん達がいかにブルースが好きかという事が良く分かった今回の映画でしたが、衝撃はあまり感じられませんでしたので、来週の B.B. King に大きく期待しましょう。でも、衝撃と言えば、女の人でゴスペル隊を引き連れエレキギターをギュルーンと鳴らし、歌もすっごいカッコ良かった人が居ました。あれは、衝撃的でした。