福沢か。

やはりと言うか、現代の教育の潮流は福沢諭吉の慶応であるか。彼の性格から色濃く流れた実学主義、功利主義が美徳とされ、日本のルソーである中江兆民の倫理主義が入られなかったのは、ただの福沢の偏見からだろう。
明らかに今の若者に最も必要なのは倫理だろう。それも、現在行われている記憶遊びの様な教育ではなく、人間を知るための倫理教育を。中江の言った徳性の涵養を頂く教育をするべきである。
最近、切迫してそう思うようになってきて、本当に早くしないと益々日本の先が見えず、同世代が動かすようになった将来に恐ろしさを覚えてきた。老人などを平気で見捨てそうな奴が屯しとるし。どうしたものか。やはり福沢が万札になっとる時点で駄目か。中江にせんと。なんてな*1。

*1:別に福沢が嫌いなわけではないのであしからず。中江の考えが文部省に入れられて教育を作り上げていたらどんなに素晴らしかっただろうかなと思って。