インプレッションメモ。

今の日本国においては働かずに生きる事が可能である。ここで言う働く事は、生きるための糧を得ること、つまり農耕牧畜狩猟である。この国の食糧自給率はかなり低い。いわゆる近代産業で得た利益で食糧を買っているのだが、このような生活の中で生きていると農耕牧畜狩猟をして生きる事は、文明の低い者や国がすることのように思えてならない。
現在この国で働く人にいきなり農耕牧畜狩猟をしろと言えば、ほとんどが拒否するだろう。僕もそうだ。今更そんな仕事なんてしたいと思わない。この今更の今がいつからなのか。それは初等教育であると僕は思う。教育というものが、何を目指して注がれているのか考えなければならない。
このままでは生活の糧を得る方法を人が忘れてしまう時代が訪れるのではないかと本気で不安である。少なくともこの国の若者はほとんどが知らないだろうが。