ブリコラージュって言うか、枯れた技術の水平思考。

任天堂とブリコラージュという記事を見て、ブリコラージュという言葉が使われている。
引用の引用になるが、

文化人類学者のレヴィ=ストロースは、未開社会において、あり合わせの材料を使って新しい道具を作る作業を「ブリコラージュ(器用仕事)」と名付けた。既存技術を創造的に組み合わせることで、新市場を切り開いた任天堂も、現代によみがえった「ブリコラージュの達人」の趣がある。

http://akhk14.jugem.jp/?eid=77

と書かれていますが、これはまんま横井軍平氏の枯れた技術の水平思考ですよね。はてなキーワードにもなっているので、説明は省きますが、今も昔も、任天堂はこの伝統的哲学であり、そもそも世界のミヤモンの師匠が横井さんですしね。

枯れた技術の水平思考を再び応用

【Q】 国内ゲーム市場の縮小と、開発規模の増大によるコストの高騰。この2つは、日本のゲーム業界の課題として多くの方が挙げています。それを打開するために、Wiiでは、枯れたアーキテクチャを使うことを選択としたと。

【岩田氏】 任天堂にはもともとそうした考え方がありました。ゲームボーイを作った横井(横井軍平氏、任天堂に在籍したゲーム機開発者)が、『枯れた技術の水平思考』という言葉を残しています。枯れた技術を使い、アイデアで勝負するんだと。宮本(宮本茂氏、任天堂専務)も、横井が師匠なのでその考えを受け継いでいます。

後藤弘茂のWeekly海外ニュース

何が言いたいかと言うと、ブリコラージュとかいう新しい言葉を出さなくても、もっと適切な言葉があるってことです。