5月場所前半まとめ。

大相撲5月場所も昨日で中日となり、優勝争いは全勝で横綱白鵬大関琴欧洲、1敗で横綱朝青龍が追う展開となりました。

小結稀勢の里について。

初日に朝青龍を破った小結稀勢の里は今場所不調な千代大海に破れたのが残念なものの、5勝3敗で上位戦を終え、今日も勝って二桁の星とその後の大関取りに向け期待十分です。

関脇安馬について。

同じく大関候補として注目を集めている安馬は、朝赤龍稀勢の里と内容としては勝った相撲を取りながら破れ、横綱戦を残した状態で5勝3敗とし、二桁はなかなか厳しい状況。取り零しと感じられる内容が毎場所2戦くらいあるので、それを無くさなければ、大関にはなれんのでしょうね。
http://youtube.com/watch?v=yk2MOyXnVqk
しかし、中日の若ノ鵬戦、こんな素晴らしい内容の取り組みを見せてくれる安馬は本当に頑張って欲しいと思っております。今日の朝青龍戦は残念でしたが、明日はちょっと分の良い白鵬戦。のりに乗っている白鵬を慌てさせてやって欲しいです。

大関琴欧洲について。

カロヤンは大関取りに挑戦していた頃を思い出させるような、みんながあの時に期待していた琴欧洲に戻ってきましたね。
立ち会いの素晴しい当り、大きな体躯を活かしたダイナミックな四つ。そして、強力な引き付けとしっかりとすり足で腰を割った磐石な寄り。これぞまさに琴欧洲の相撲だと思います。下手に投げを撃つと逆転される可能性が出てきますし、最後まで寄り切る相撲が一番相手にとって恐しいんじゃないでしょうか。
今日も少し苦手な時天空に対して、足を掛けさせるスキを与えずに寄り切りましたし、琴欧洲の初優勝も夢ではないんじゃないかと思っています。

その他。

僕の好きな力士の把瑠都栃煌山はあまり調子が良くなく残念ですが、ベテラン岩ちゃんや安美ちゃんは良い相撲を取ってくれていますし、豊真将も久しぶりに勝ち越すんじゃないかなという感じもあり、後半は優勝争いも楽しみですが、若手とベテランの凌ぎの削り合いを楽しみたいです。