色覚バリアフリーのアンケート。

以前、書いた色覚バリアフリーを研究しているところのアンケートに協力させていただくことにしたのだが、本日そのアンケートが届いた。
どうやら文化総合研究所の活動の一つであるらしく、文化総合研究所というものの存在を初めて知った。なんというか、実際に世の中というものが、どの様な組織の活動によって環境や文化を築きあげているのか知らなすぎるのも問題なのだが、世界は知らないところでも動いているのか、自分自身動かされているのかわからないのも問題であり、要は自らの盲目さをただ憂えるのみである。でも、いちいちここに書く意味も無いのでとりあえず話しを戻そう。
アンケートの内容は『東京都の地下鉄の路線図に関する色分けがどの様に見えるか』というものである。僕も受験などで東京へ何度も足を運んだので実際に目にしたことがあるが、実に様々な色が使われていた。問題なのは色の名前が識別できるかではないだろう。色を見て路線の違いが判別できるかだ。だって日比谷線の色は何色かわからない。ねずみ色か、薄緑か、はたまたくすんだ桃色か、紫か、そんな感じである。ちなみに同時に全ての色を見せられれば当然違いというのはわかる(明度で)。しかし、別々に見ると同じ色のオンパレードとなるのだ。日比谷線南北線半蔵門線は別々に色を見せられたら同じ色に見える。これでは、もし〜色が日比谷線と言われてもわからない。つまりそういうわけだ。
日本人男性の約5%が色覚障害をもつそうだから*1、困っている人も少なくないというわけだ。家庭生活では問題は少ないが、外にでると結構色々とあるもんだねぇ。家庭では楽しいぐらいなのになー(特に絵を描くときとか)、まあゆっくりアンケートに答えていこう。

*1:症状の差はあるけど結構多いんよね。学校のクラスに一人はいる計算となる。