待望のデザイニングシリーズ第3弾、デザイニング・ウェブインターフェース。

12月26日にオライリー出版より、僕の大好きなデザイニングシリーズの第3弾 デザイニング・ウェブインターフェース ―リッチなウェブアプリケーションを実現する原則とパターンが発売されました。

いつも通り、監訳者であるIA Spectrum の浅野さんの記事で発売を知ったのですが、なんと今回も献本頂いた上、中にサインメッセージまでしてもらい、とても感激しました。

ちょっとバタバタしていて、まだ本腰を入れて読みはじめれていないのですが、ざっと目を通した感想をお伝えします。

モダンなウェブインターフェースを網羅。

オビに75以上のパターンを収録と書かれていますが、その収録パターンというのは、以前からウェブでよく利用されていた、チェックボックスやプルダウンメニューなどといったものではなく、ドラッグ&ドロップやオーバーレイなどといったモダンなパターンばかりです。
これらのパターンは、CMS や JS ライブラリの普及などによって、最近では頻繁に利用されるようになっていますが、見た目の良さにだけ囚われて、適切な利用を選択できていないケースが見受けられます。

より良いインターフェース選択をするための条件を提示。

僕がデザイニングシリーズが好きな最大の理由は、ただパターンを紹介して利点を述べるだけではなく、不利な条件もしっかりと挙げているところです。
インターフェースはウェブサイトを多くの人に長く利用してもらうための根幹ですので、極めてデリケートに選択する必要があります。
この本では、パターンごとに「ベストプラクティス」として、そのインターフェースが最大限にユーザーエクスペリエンスを向上してくれる条件をまとめてくれており、とても分かりやすいです。

選択肢を広げる知識として、いつでも使えるリファレンスとして。

デザイニングシリーズは、全てに共通していつまでも利用できる良書です。知識の泉として、また悩んだとき、アドバイスをしてくれるリファレンスとして大活躍してくれます。
HTML5 でアプリケーションとしてのウェブが注目されるこれからの時代において、力強い味方となってくれそうです。
というわけで、早く熟読したいのですが、ちょっと新年まで落ち着けそうもなくて、ウズウズしながらこの記事を書きました。