Cocoa Emacs を MacPorts からインストールしてみた。

最近、至る所でCocoa Emacs の話題を聞くので、僕も入れてみようと思ったのですが、調べてみると、何やらリポジトリからソースコードをチェックアウトとか微妙に面倒な話です。
そういう時は我らが MacPorts という事で調べてみると、

emacs-app-devel @20090104 (aqua, editors)
    The GNU Emacs text editor, recent CVS development version

ちゃんと、こんなPortfileが用意されていたので、こちらを使ってみる事にしました。

$ sudo port install emacs-app-devel

で、おーけーです。最近では、PorticusというMacPortsGUIフロントエンドアプリがありますので、ターミナルが苦手な人は、こちらを使ってみると良いでしょう。
ビルドが完了すると、/Applications/MacPorts の中に Emacs.app が出来あがっていますので、こちらをそのまま起動するか、名前を変えて起動しましょう。僕は、Cocoa Emacs.app にしました。

GNU Emacs 23.0.60.1 (i386-apple-darwin9.6.0, NS apple-appkit-949.43)

無事に起動して、上のバージョンでした。
噂通り、Cmd + , を押すと、GUIMac 形式の設定パネルが表示されたりします。

また、標準で、Cmd + xcv によるコピー・カット・ペーストも使えます。シフトを押しながらの範囲選択も可能です。xyzzy のリージョン・セレクションの様な使い分けではなく、範囲選択もリージョンと見なされる様です。なので、Cmd-x で切りとって、Cmd-v しても、C-y しても同じものが貼り付けられます。
僕は、(setq mac-command-modifier 'super) として、コマンドキーをSuperとして使って、キーバインドに割り当てているのですが、定義してあるものは、そちらを優先して、それ以外はMac標準のショートカットとして使える様です。いい感じですね。
Cocoa Emacsでのフォント設定を参考にしつつ、僕は 12px のOsakaペース(Carbon Emacs の標準に慣れてしまったのです)で利用してみる事にしました。ぶっちゃけ、ほぼまんまコピー。

(when (eq system-type 'darwin)
  (setq my-font "-*-*-medium-r-normal--12-*-*-*-*-*-fontset-osaka")
;;  (setq fixed-width-use-QuickDraw-for-ascii t)
  (setq mac-allow-anti-aliasing t)
  (if (= emacs-major-version 22)
      (require 'carbon-font))
  (set-default-font my-font)
  (add-to-list 'default-frame-alist `(font . ,my-font))
  (when (= emacs-major-version 23)
    (set-fontset-font
     (frame-parameter nil 'font)
     'japanese-jisx0208
     '("osaka" . "iso10646-1"))
    (setq face-font-rescale-alist
	  '(("^-apple-hiragino.*" . 1.2)
	    (".*osaka-bold.*" . 1.2)
  	    (".*osaka-medium.*" . 1.2)
  	    (".*courier-bold-.*-mac-roman" . 1.0)
  	    (".*monaco cy-bold-.*-mac-cyrillic" . 0.9)
  	    (".*monaco-bold-.*-mac-roman" . 0.9)
  	    ("-cdac$" . 1.3)))))


こんな感じ。
skk の▽の時にqでカナ変換がなぜか出来ないのがムキーですが、とりあえずメインで使ってみる事にします。
cmigemo が何か使えねー。ノーサッチがでる。22 では動いてるのに。何でだ。ってか、23でも一時期動いていたのに。